業務システムを使いやすくしたい System

パッケージ製品の問題点

パッケージ製品の導入は独自システム構築に比べて導入コストが安く、中小企業では一般的です。

しかし、業務効率化のために導入した業務システムですが、個々の実際の業務では使いづらく手間がかかることが多々あります。業務効率が落ちるだけでなく、会社によってはシステムに合うように業務手順を変える場合まであります。

独自システムの問題点

独自システムを構築した会社でも、基幹業務システムは大きなシステムですので、小さな修正でも思わぬほどのコストがかかる場合があります。個別の部署で使いにくい部分の改善要望があっても、修正されるまで時間がかかる場合が多いです。また、費用対効果の面で釣り合わない場合もあります。


機能部品で問題解決

ザクロではこういったお客様にオーダーメイドの入力画面や入力機能での問題解決をご提案しています。利用者とシステムの接点部分だけを作り直し、システム本体には手を加えないので、非常に効率的に構築できます。

なお、パッケージソフトはデータ取り込み機能(API、CSVデータのインポートなど)を備えることが多く、この場合はより安価に改善が可能です。データ取り込み機能がない場合でも、新規にプログラムを作成して対応します。

小さなシステムでも大きな業務改善が期待できます。社内の業務システムでお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。


導入事例

エクセル一括登録システム

問題点

専用回線でつながったオフコンシステムを利用しており、納品データを入力することで在庫管理を行っている。

入力作業の順番待ちが発生している。
入力を行う専用端末が事業所に数台しかなく、毎日夕方は端末に列ができている。
入力作業に時間がかかる。
1ページに1つの入荷製品しか入力できず、またページの切り替わりが遅い。
入力画面が使いにくい。
使っていない項目が多くあり、入荷伝票の様式と入力画面の項目順が一致していなかった。

導入システム

  • エクセルの扱いに慣れた事務員が多かったので、定型様式にしたエクセルファイルを作成
  • エクセルのアップロード画面を用意
  • オフコンシステムに変換したCSVデータを送る

効 果

入力作業の順番待ちが発生している
自分のパソコンで入力作業ができるため、作業したい時間に入力できるようになった。
入力作業に時間がかかる。
エクセルでまとめて入力できるようになり、入力後の内容確認も楽になった。
入力画面が使いにくい。
入力項目が入荷伝票の項目順と同じになり、左から右へ見たまま入力すれば良くなった。

在庫管理ソフトへの一括登録

問題点

複数店舗を持つ飲食店。各店からはメールで発注が送られる。それを本部事務員が手作業で一旦集計し、PCA商魂(仕入れ在庫管理ソフト)に再度手作業で入力している。

締切が守られない
食材準備のため朝10時までに発注メールを送って欲しいが、メールは一方的に送れるため守られていない。
事務作業を減らしたい
発注の集計とPCAへ入力する作業に時間がかかっている。
普段発注しない物の商品コードが分からない
店舗は商品名で発注するので、本部事務員は正確な商品コードを調べないとPCAに入力できない。

導入システム

  • PCAから食材データを取得し、食材発注用のページを作成した
  • 朝10時に自動的に締め切られるようにした
  • 発注データをCSV出力できるようにした

効 果

発注メールの締切が守られない
管理者が手動で解除しない限り締切後は発注できないようになったため、締切前に必ず発注されるようになった。
事務作業を減らしたい
事務員はクリック数回で事務作業が終わるようになった。
普段発注しない物の商品コードが分からない
システムが対応するため、商品コード間違いがなくなった。

ピッキング支援システム

問題点

受注管理システムが稼動しており、受注から在庫確認、出荷伝票の出力までシステム化されている。近年個人向けにネット通販を開始して取扱量が多くなった。

ピッキング作業に時間がかかる
倉庫内の商品配置に関係なく注文書が印刷されていたので、ピッキング作業に時間がかかっていた。

導入システム

  • 倉庫内の商品の配置を設定できるページを作成した
  • 倉庫内の配置通りに行えるピッキング表を出力できるようにした

効 果

ピッキング作業に時間がかかる
倉庫内を1回巡回すれば商品がすべて揃うようになり、出荷作業が短縮できた。